bluethunder200’s blog

主に富士登山について書いています

富士登山に持っていくべきではない装備について

こんにちは、bluethunder200です。
先日、富士登山には虫除けが必要なことを書きました。

虫除けなんて、夏の登山であれば必要だと思うのですが、いろんなガイドで、なぜか装備リストの中に入っていないのです。虫に刺されない人が書いているのでしょうか?

bluethunder200.hatenablog.com

今回は、逆に持っていくべきではない装備を挙げたいと思います。
そんなもの、あるのでしょうか?

富士登山はとにかく汚れます

富士山に登ると、ほんとに汚れます。他の山の比ではありません!
火山灰、要は砂が、身体のあちこちにまとわりつきます。
山小屋の床に少し砂が落ちていて気づくでしょう。

登りはまだいいのですが、問題は下りです。
もうもうと砂煙が上がる中下って行きます。
うかつに口なんか開けていると、口の中はじゃりじゃりです。

五合目まで降りてきてきたらしたいこと。
顔を洗いたい!(水道があるところもあります)
風呂に入りたい!
富士登山ツアーの締めが温泉なのも理解できますね。

帰りに乗るバス、電車、寄るお店にも申し訳ないくらい、汚れています。

家に帰ってきてからが大変!

無事家に帰ってきたら、玄関で全部脱ぎます。
そうしないと、家の中までじゃりじゃりになってしまいます。
すぐシャワーを浴びて、ほっとします。
あらかた装備の片付けが済んだら、部屋に掃除機を掛けます。

この砂、叩けば落ちるようなものではありません。掃除機で吸っても取れません。
汚れているものは次の休みの日に洗うときまで、玄関から動かさないようにしておきます。

富士登山後は、1年の登山の汚れを落とす大掃除です。
すべての装備を洗ったり、雑巾で拭いたりします。

その後、登山靴やレインスーツなどに撥水スプレーを掛けます。

プラスチック、ガラス類は要注意

この砂、とても厄介です。

山頂で買ったペットボトルですが、降りてくると傷だらけになっています。

富士山頂で買って飲んだコカ・コーラのペットボトル。火山灰(砂)で傷だらけになり、白っぽくなっています。気圧で変形して戻らなくなりました。

富士山頂で買って飲んだコカ・コーラのペットボトル。火山灰(砂)で傷だらけになり、白っぽくなっています。気圧で変形して戻らなくなりました。

メガネやサングラスは水で流すのが一番ですが、乾いた布やティッシュで拭かず、せめて水分をたっぷり含んだウェットティッシュで拭きましょう。

スマホの画面は傷つきます。保護フィルムは画面はもちろん、ピカピカの場合、背面にも必要です。

時計も傷つきます。

大事なカメラの対策はしていますか?
レンズは保護フィルターを付けておきましょう。
(まさか前玉に、軟らかい蛍石や樹脂成形の非球面レンズなんて使っているとは思えませんが…)
ズームレンズは空気の出入りが多いので、特に下りの撮影では気をつけましょう。
ピントリング、ズームリングにも砂が入りますよ!
もちろん液晶モニターにもフィルムを貼って保護しましょう。

衣類も砂だらけになります。
靴なんて、色が変わってしまうくらいです。
いくら洗っても、縫い目の糸の繊維に入り込んで、落ちないかもしれません。

大事なものは持って行かないようにしましょう

結論。
富士登山に、汚れたり傷ついて困るような大事なものは、持っていかないようしましょう

レンタルするのもよいのでは?

登山の装備をレンタルするなんて、どうかと否定的でした。
特に登山靴なんて、靴連れを起こしたら最悪です。
ザックも合っていないと、重いし、肩の辺りが擦れてきます。
事前に自分に合っているか、使い方を試す必要があると思っています。

でも、富士登山後、登山靴、ザック、レインスーツを洗ったり、ストックやスパッツ(これがひどい!)をバラして掃除していると、レンタルも悪くないのでは?と思えてきます。
特にワンルームマンションなどで、屋外や風呂場で洗う場所がない方は、考えてみてはどうでしょうか。

ちなみに僕は初めての富士登山では、持っていなかった、LEDヘッドランプとスパッツをレンタルしました。

装備品の中で最も高いと思われる、ゴアテックスのレインスーツは、昔買ったものをたまたま持っていたので、その程度で済みましたが、レインスーツだって、透湿性、撥水性を保つため、時々洗濯して、撥水性を回復させる必要があり、結構面倒です。

楽しい富士登山にしましょう!