bluethunder200’s blog

主に富士登山について書いています

富士登山、富士宮ルートの感想

こんにちは、bluethunder200です。
富士宮ルートの山小屋が一斉休業するときに書くのもなんですが…

昨年9月に日帰りで登った富士宮ルートを思い出しつつ、感想を書きたいと思います。

今回は当日撮影した写真をたくさん入れました。他の記事で使っているものもありますが、すべて、この日の富士宮ルートで撮影したものです。写真とキャプションを見るだけでも雰囲気は楽しめるのではないかと思います。

今まで何度も登っている吉田ルート、そして昨年8月に日帰りで登った須走ルート比べてみての印象です。ありきたりの内容になってしまいましたが…
最も短い時間で登れるのと、景色がいいのがよかったです。

なお、日帰り登山は、登山経験者で、日没前に確実に下山できる計画を立てることができ、実行できる人にだけ許された手段です。

また、僕は初めて登山に富士山は薦められません。他の山で経験を積みましょう。
御来光目的の場合、富士宮ルートは山頂でないと見えないようなので、気をつけましょう。

最も短い時間で登ることができる

僕が昨年登った富士宮ルート(五合目の標高2,380m)の時間ですが、五合目~山頂(頂上富士館、浅間大社奥宮)で休憩時間を含めて、

  • 登り: 5時間40分 (コースタイム: 5時間10分)
  • 下り: 3時間55分 (コースタイム: 3時間30分)

でした。(コースタイムとは登山経験者が登った場合の目安で、休憩時間は含みません)
初めてのルートで30分プラスは、自分ではまぁまぁの結果だと思っています。

ちなみに前月登った須走ルート(五合目の標高1,970m)が、

  • 登り: 7時間10分 (コースタイム: 6時間55分)
  • 下り: 2時間55分 (コースタイム: 3時間0分)

と比べても、富士宮ルートの登りが速いのが分かりますね。(下りは須走が速い)

さらに前年の吉田ルート(五合目の標高2,305m)は(前月のは単独でないのでさらに遅い)

  • 登り: 7時間05分 (コースタイム: 5時間55分)
  • 下り(須走ルートで): 3時間35分 (コースタイム: 3時間30分)

でした。別に登山は競走ではありませんが、遅いほうですね。

静岡県道23号線から見た富士山。日帰り登山なので車です。

静岡県道23号線から見た富士山。日帰り登山なので車です。

富士山 富士宮ルートの水ヶ塚駐車場。ここからはバスに乗り換えます。

富士山 富士宮ルートの水ヶ塚駐車場。ここからはバスに乗り換えます。

富士山 富士宮口 五合目に着きました。

富士山 富士宮口 五合目に着きました。

富士山 富士宮口 五合目から、山頂を望みます。

富士山 富士宮口 五合目から、山頂を望みます。

登りも下りも急できつい。転んだり、膝を痛める危険がある

登りの時間が短いということは、最も標高の高いところから登れるからでもありますが、勾配がそれだけきつい、ということでもあります。登山経験の少ない人には、これが一番のデメリットかもしれません。

吉田ルートに比べ、須走ルートは急な印象、八合目からはは砂礫の下山道と共用で、大変だなぁなんて思っていましたが、富士宮ルートはさらに急な印象でした。
岩場が多く、下りも同じルートなので大変で、膝に負担が掛かります。実際転んでいる人を結構見ました。もし転んで岩に当たったりしたら致命傷になるかもしれない、と思うと、気が抜けませんでした。
傾斜が緩い砂礫の道になる六合目に着いて、ようやくほっとしたものです。

富士山 富士宮ルートのスタート地点。最初から結構な登りなので、六合目まではペースを落として登っていきます。

富士山 富士宮ルートのスタート地点。最初から結構な登りなので、六合目まではペースを落として登っていきます。

富士山 富士宮ルート六合目、雲海荘から山頂を眺めます。これは帰りなので、よくこんなところを下ってきたよな、とほっとしているところです。

富士山 富士宮ルート六合目、雲海荘から山頂を眺めます。これは帰りなので、よくこんなところを下ってきたよな、とほっとしているところです。

駿河湾や宝永山の景色がよい

富士宮五合目に着いてから山頂まで、駿河湾伊豆半島、宝永山(2693m)の景色が本当によかったです。ほとんどの場所で五合目まで見渡すことができ、登ってきたことを実感できます。
御殿場ルートは分かりませんが、おそらく富士宮ルートが一番景色がいいルートではないでしょうか?

富士山 富士宮口五合目から見た駿河湾と伊豆半島。下の道路は富士スカイラインの終点です。

富士山 富士宮口五合目から見た駿河湾伊豆半島。下の道路は富士スカイラインの終点です。

富士山 富士宮ルートから見た宝永山。見下ろしているので、大分登ってきたようです。

富士山 富士宮ルートから見た宝永山。見下ろしているので、大分登ってきたようです。

登りと下りのルートが同じ(一部分かれている)で、混雑する

富士宮ルートはその速さから、日帰り登山する人が多いと思います。
(ほとんどの山はそうですが)登山道と下山道が一緒で、ちょうど御来光後の下山者と重なる時間になってしまうため、混雑します
慣れていないと、思った以上に時間が掛かるのかもしれません。

富士山 富士宮ルート七合目付近。9時前で、明らかに下る人のほうが多いですね。

富士山 富士宮ルート七合目付近。9時前で、明らかに下る人のほうが多いですね。

富士山 富士宮ルート八合目 池田館と衛生センター。

富士山 富士宮ルート八合目 池田館と衛生センター。

富士山 富士宮ルート八合目過ぎから見下ろします。宝永山、そして五合目や富士スカイラインまで見えています。

富士山 富士宮ルート八合目過ぎから見下ろします。宝永山、そして五合目や富士スカイラインまで見えています。

富士山 富士宮ルート 山頂手前の鳥居。吉田ルート・須走ルートと似た雰囲気ですね。

富士山 富士宮ルート 山頂手前の鳥居。吉田ルート・須走ルートと似た雰囲気ですね。

山頂から剣が峰までが最も短い

富士宮ルートの山頂には浅間大社奥宮があり、20分(コースタイム)で3,776mの剣が峰に着きます。(御殿場ルートの山頂もほぼ同じです)
しかし、吉田ルート、須走ルートからでは富士宮ルートの山頂に行くのに片道30分(コースタイム)余計に掛かります。前月の須走ルートの日帰りでは、この時間を絞り出せず、剣が峰まで行けませんでした。
富士宮ルートは浅間大社奥宮や、剣が峰目的の人にはありがたいですね。

富士山 富士宮ルートの山頂。右は浅間大社奥宮です。頂上富士館で何か食べたかったのですが、あいにく売り切れてしまい、閉館してしまいました。

富士山 富士宮ルートの山頂。右は浅間大社奥宮です。頂上富士館で何か食べたかったのですが、あいにく売り切れてしまい、閉館してしまいました。

浅間大社奥宮、頂上富士館の裏にあるコノシロ池(漢字では魚に祭と書きます)。雪解け水でできた水たまりです。

浅間大社奥宮、頂上富士館の裏にあるコノシロ池(漢字では魚に祭と書きます)。雪解け水でできた水たまりです。

富士山 剣が峰を望みます。登山シーズン最後の土曜日なので、多くの人が登っていて、最後の馬の背(上り坂)にも多くの人、剣が峰の石碑には長い行列ができているのが見えています。

富士山 剣が峰を望みます。登山シーズン最後の土曜日なので、多くの人が登っていて、最後の馬の背(上り坂)にも多くの人、剣が峰の石碑には長い行列ができているのが見えています。

この日の剣が峰。石碑の前で階段下まで行列ができているので記念撮影は諦め、最高地点で撮影しました(この後ろです)。

この日の剣が峰。石碑の前で階段下まで行列ができているので記念撮影は諦め、最高地点で撮影しました(この後ろです)。

公共交通機関を利用する場合、五合目に着くのは早くても昼頃

これは東京に住んでいる者としてで、静岡の3ルートに共通することでもあるのですが、富士宮ルートの場合、公共交通機関を使った場合、五合目に着く時間が早くても昼頃になってしまいます。気温が高い時間に登り始めるのは、暑くて嫌ですね。

シーズン最後ということもあり営業していない山小屋が多く、食事は下りの万年雪山荘でとりました。

シーズン最後ということもあり営業していない山小屋が多く、食事は下りの万年雪山荘でとりました。

万年雪山荘で山菜うどんを頼んだつもりが、注文を間違え月見だったので、山菜を足してもらいました。水も購入しました。小屋の中で食べられるのが嬉しいです。

万年雪山荘で山菜うどんを頼んだつもりが、注文を間違え月見だったので、山菜を足してもらいました。水も購入しました。小屋の中で食べられるのが嬉しいです。

車でも行きにくい

前月に陸上自衛隊富士総合火力演習に当選して車で途中まで行っているのですが、高速のインターから最も遠いですね。行きは中央道でしたが、帰りは東名高速で、足柄SAでお風呂に入って休憩しました。

 

長くお付き合いいただき、ありがとうございました。
昨年は、吉田口馬返しルート、須走ルート、吉田ルート、富士宮ルート、陸上自衛隊富士総合火力演習(帰りに須走の冨士浅間神社に参拝)と、4回+1回も行くことができました。
今年は残念ながら富士山に登れませんが、来年は登りたいです。