山小屋の予約について (直接予約と旅行会社との比較)

こんにちは、bluethunder200です。
今回は山小屋の予約について少し掘り下げて書きたいと思います。

以前、山小屋の予約は直接電話で予約するしかありませんでしたが、最近では旅行会社でも山小屋のみのプランがありますので、比較してみたいと思います。
なお、富士山の山小屋は、楽天トラベルなどの一般の旅行サイトでは予約を受け付けていないのではないでしょうか？

山小屋だけの予約ができず、どうしてもその日に登りたい場合、バスツアーを検討することになりますが、改めて書こうと思います。

このサンシャインツアー ですが、8月末、サンシャインツアー「表富士口感謝祭ツアー」 で、富士宮ルートのすべての山小屋を貸し切ってツアーを行うくらいの大手のようです。

このプランでは、

の山小屋の予約ができます。

吉田ルートから利用できる山小屋8ヶ所について、山小屋に直接予約するのと、旅行会社で予約する場合について、金額、キャンセル料について比較してみました。

結論から言うと、多くはサンシャインツアーが同額か、安いです。(1ヶ所のみ山小屋に直接予約するのがです)

下記の金額(税込)は、1泊2食(夕食、朝食(弁当))の場合で、1食のみ、素泊まりにもでき、それぞれ1,000円程度安くなります。土曜日は2食のみの設定の山小屋もあります。
7月14日(日)(海の日の前日)と8月11日(日)(山の日)は、最も高い土曜日料金です。

七合目(標高2800m) 富士一館 (ふじいちかん)
山小屋に直接予約するのが安いです。
A: 平日、日曜: 7,800円(税込) ⇔ 8,000円(税込)
B: 金曜: 8,800円(税込) (直接予約では記載なしなので不明)
C: 土曜: 9,300円(税込)⇔ 9,000円(税込)

七合目(標高2900m) 鳥居荘
サンシャインツアー と同額です。
A: 平日、日曜: 7,560円(税込)
B: 金曜: 8,640円(税込)
C: 土曜: 9,720円(税込)

八合目(標高3200m) 白雲荘
サンシャインツアー と同額です。
A: 平日、日曜: 7,800円(税込)
B: 金曜: 8,800円(税込)
C: 土曜: 9,300円(税込)

八合目(標高3250m) 元祖室 (がんそむろ)
サンシャインツアー が安いです。
A: 平日、日曜: 7,800円(税込) ⇔ 8,000円(税込)
B: 金曜: 8,800円(税込) ⇔ 9,000円(税込)
C: 土曜: 9,300円(税込)⇔ 9,500円(税込)

本八合目(標高3400m) 富士山ホテル
サンシャインツアー と同額です。
A: 平日: 8,350円(税込)
B: 日曜: 8,900円(税込)
C: 金曜: 9,500円(税込)
D: 土曜: 10,000円(税込)

(須走口)本八合目(標高3400m) 胸突江戸屋(上江戸屋) (むなつきえどや、うええどや)
須走ルートの山小屋ですが、ちょうど吉田ルートと合流する場所にあります。
サンシャインツアー と同額です。
A: 平日、日曜: 7,800円(税込)
B: 金曜: 8,800円(税込)
C: 土曜: 9,300円(税込)

(須走口)八合目(標高3300m) 江戸屋(下江戸屋) (したえどや)
白雲荘や元祖室のブルドーザー道を使えば登れるのですが、登山道ではなく、推奨されていません。
須走ルートから登山する方、または、吉田ルートで下山の際にこの山小屋を通るので、下山時に利用したい方はどうぞ。
料金は上記上江戸屋と同じです。

できればキャンセルは避けたいところですが、体調が悪くなるなど、キャンセルせざるを得ない場合もあります。

山小屋に直接予約の場合、吉田ルートの山小屋は、富士山吉田口旅館組合 の宿泊約款により定められていて、キャンセル料は20日前から30%発生します。前日だとキャンセル料は80%です。ツアーであれば20日前から発生するのが普通ですが、宿泊のみでは結構厳しいと思いませんか？

それに対し、こちらでご紹介している サンシャインツアー の山小屋予約の場合は統一されていて、7日前から30%発生(+振込手数料)し、前日だと40%(+振込手数料)です。万が一のキャンセルを考えると、こちらのほうがよいのではないかと思います。

なお、山小屋でも旅行会社でも台風が直撃する場合(具体的には富士スバルラインが通行止めの場合です)はキャンセル料は取られませんが、電話で連絡しましょう。

山小屋に直接予約の場合
(富士山吉田口旅館組合の約款によります)

組合の中でも、八合目の白雲荘のキャンセル料は少し安いです。

逆に組合員ではない、須走ルートの上江戸屋、下江戸屋のキャンセル料は30日前から発生します。

サンシャインツアー の場合

「それじゃあ、bluethunder200はどうしているの？」と思う方もいらっしゃると思います。
山小屋の人が同伴者と知り合いなので、同伴者から普通に電話で予約してもらっています。皆さんと同じ条件での予約なので、土曜日なんて予約できません(悲)

ある年、台風で登れず、ずらさざるを得なくなり、1回だけ無理言って入れてもらったことはありましたけど…、それくらいです。

そうでない場合、吉田ルートでどうしても他の山小屋も試してみたい、他のルートの山小屋を使いたい場合、僕も旅行会社で予約するでしょう。

bluethunder200’s blog