bluethunder200’s blog

主に富士登山について書いています

富士登山のストーリー(2日目)

こんにちは、bluethunder200です。

富士登山ってどんな感じなのか、イメージしてもらうため、僕がどんな感じで登っているか、例を書きたいと思います。今回は2日目です。

僕は現在、山頂で御来光は見ていませんが、 多くの方、ツアーの多くに合わせ、過去の記憶や記録を元に書きました。

2日目

0時頃

(八合目の山小屋の場合の参考です。これでも御来光に間に合わないときもあります)

起床。
ほんと、仮眠でしたね!
寝室が登山道側であれば、既にたくさんの人が登り始めていて、その気配で起きるでしょう。
すぐに出発の準備をします。
山頂の山小屋では温かいものを食べられるので、早めに起きて、渡されたお弁当を食べてしまうのもよいと思います。

0時半

御来光に向け、出発

普通、夜間に登山なんてしませんよね、初めての人も多いのでは?
太子舘、蓬莱館、白雲荘を過ぎると、岩場から砂礫(されき)の道に変わります。滑って登りにくいです。
ストックがあれば使いますが、暗い上に渋滞気味です。他の人に当たったり、岩の間に引っ掛けないよう、気をつけて!

元祖室を通り過ぎます。
元祖室では、干支の焼印や、日中であれば参拝でき、御朱印がいただけます。

1時半

本八合目(標高3400m) 富士山ホテル に着きました。(最初に通るのが別館です)

富士山ホテルは焼印を2ヶ所で行っています。(別館と本館)

ここから須走ルートと合流します。

本八合目トモエ館と胸突江戸屋(上江戸屋)  の間が、山頂への道で、ここからは富士山本宮浅間大社の境内です。

この後、八合五勺(標高3450m) 御来光館 を通ります。
御来光館にはライブカメラがあります。

見上げても、見下ろしても、ヘッドライトの光の筋が続いているでしょう。

これから先、今まで以上に思うように進めなくなることで、身体が冷えてきます。この御来光までの寒さ、かなりきついです。早めに防寒着を着込んだり、使い捨てカイロを使い始めましょう。(酸素が薄く、温まりにくいため)

トイレも山頂までありません。早めに行っておきましょう。

2時半 (標高3600m)

九合目に着きました。
本八合目からの最初の鳥居をくぐりますが、鳥居はもう一つあり、まだまだです。

ここからは、最後の岩場です。
ストックは仕舞った方がよいでしょう。

3時半 (標高3710m)

遂に山頂に着きました!
山頂手前の鳥居と狛犬が迎えてくれます。
すぐ上には久須志神社と石柱があります。

まだ夜明け前なのに、人が一杯です。
山小屋も営業を始めました。

山頂はとても寒いです。防寒着や回路の準備、そして早めにトイレに行っておきましょう。

4時半

ある年の八合目からの御来光(厳密には日の出)。雲海が綺麗ですね。カメラはいまいちだったようです(笑)

ある年の八合目からの御来光(厳密には日の出)。雲海が綺麗ですね。カメラはいまいちだったようです(笑)

御来光です。(厳密には「御来光」は、山頂からの「日の出」のことです)
今日は雲の上から綺麗に上がってくれました!

御来光の中、国歌(君が代)が流れ、国旗(日の丸)が掲揚されます。
この後、山小屋の人が万歳三唱することもあります。

山小屋で食事を取り、休憩します。
手持ちのお弁当を食べる場合でも、必ず何か注文してください。

(山頂までの場合、ここからは下山の準備をします)

6時頃

お鉢巡りに出発します。右(時計)周りするのが通常です。

途中、虎が構えているように見える虎岩が見られます。
石垣のある荒巻辺りは風が強いです。滑落しないよう、無理をしないように。

6時半頃

銀名水(神社で購入できます)、銀名館(一般利用不可)を通り、浅間大社奥宮に着きました。
参拝し、御朱印をいただきます。初穂料は1,000円です。

また、隣の富士山頂上郵便局で、あらかじめ麓で書いていたはがきを投函します。
(ここで切手は買えますが、通常のはがきは売っていません。官製はがき、もしくは絵はがきを予め用意し、宛名まで書いておきましょう)

トイレは近くの環境省のか、頂上富士館 のトイレがおすすめです。

7時頃

日本最高峰、剣ヶ峰に向かいます。
この坂は馬の背と呼ばれる滑りやすい急な坂、最後の関門でしょう。

御来光の後なので、記念写真撮影で行列ができています。
剣ヶ峰で記念撮影。

剣ヶ峰の三角点、日本最高峰富士山剣ヶ峰の石柱、電子基準点(茶色い物体)。御来光後は撮影待ちの行列ができます。

剣ヶ峰の三角点、日本最高峰富士山剣ヶ峰の石柱、電子基準点(茶色い物体)。御来光後は撮影待ちの行列ができます。

8時頃

久須志神社に向け、出発します。
途中、金名水(神社で購入できます)や雷岩などが見られます。

9時頃

久須志神社着。

空いているこのタイミングで、久須志神社に参拝します。浅間大社奥宮と同様の御朱印、刻印ですが、少し異なります。

山小屋や外のベンチで休憩し、なごり惜しつつも、下山の準備をします。

10時頃 (標高3710m)

下山開始

ここからが正直きつい!
富士山の下膳は、他の山と比べても大変です!
主に荷上げ用のつづら折れのブルドーザー道を降りていきます。

10時半頃 (標高3400m)

本八合目、鳥居のあるところは、本八合目(標高3400m) 富士山ホテル です。
この手前辺りが急で大変滑りやすいです。カーブの外側を歩きましょう。

次の八合目の下江戸屋を過ぎると売店はありませんので、水を買っておきましょう。
トイレは七合目までありません。

11時前 (標高3350m)

八合目 江戸屋(下江戸屋) の隣りに着きました。
吉田ルートの場合、下江戸屋の前を通って降りていきます。

白雲荘へ伸びるところにある標柱から、No.35と振ってあり、つづら折れごとに数字が増え、No.53まで続きます。

途中、No.40辺りが急で滑りやすいので気をつけてください。

緊急避難所No.42で、この先つづら折れの距離が短くなり、七合目のトイレNo.52です。

この番号は、六合目の安全指導センターで配っているパンフにも載っています。下記リンクにある「○○ルート案内チラシ」です。

www.fujisan-climb.jp

13時頃 (標高2630m)

ようやく七合目のトイレに着きました。

つづら折れの道は終わるのですが、さらに厳しい下りが待っています。

なお、このすぐ先の獅子岩からは、馬に乗って下ることができます。(12000円!)

13時半頃 (標高2300m)

急な坂と3つのシェルターを通ります。

疲れている上に急なので、無理して急がないように!

再び登山道と合流し、六合目に着きます。

14時過 (標高2305m)

五合目着。お疲れさまでした。

最後の登りは別に大したことないのに、大変でしたね!

食事をしたり、お土産を買ったりして、バスの時刻を待ちます。

16時

新宿行きの高速バスに乗って帰ります。

帰りの中央道はいつもどおり渋滞ですが、安心して寝られます(笑)

18時過ぎ

新宿着。

早くうちに帰ってお風呂に入りましょう(笑)