bluethunder200’s blog

主に富士登山について書いています

富士登山って、こんな感じです(1日目)

こんにちは、bluethunder200です。


富士登山ってどんな感じなのか、イメージしてもらうため、僕がどんな感じで登っているか、例を書きたいと思います。もちろん僕は何度も登っていて、どんなものか十分把握しているつもりですが、差異がありますので、あしからず。

今回は1日目です。

中央道から見た富士山。今日は天気がよく、気持ちよく登れそうです!

中央道から見た富士山。今日は天気がよく、気持ちよく登れそうです!

1日目

8時半

JR新宿駅南口に着きました。向かいのバスタ新宿に行きます。

9時

バスタ新宿から、富士山五合目行きの高速バスに乗ります。
食料は飲料水や行動食(チョコ、飴など)はここか駅で買っておきましょう。
ここから先、食料の値段が跳ね上がります。
また、ここから先、ゴミは捨てられません。
(高速バスは、五合目まで早く着け、確実に座れるのでおすすめです。
ツアーの場合、西新宿からの出発が多いでしょう。)

11時前 (標高800m)

中央道終点の河口湖インターチェンジに近づくと富士山が見えてきます。
今日は山腹から山頂に掛けて雲が掛かっているようですね。
そのまま富士スバルラインを登っていきます。
登っている間、雲の間を縫っていきます。

11時半 (標高2300m)

富士山五合目に着きました。
ものすごい人に、ここは都心なのか、高尾山なのかと錯覚してしまいます。
人によって、空気が薄いことに気づくかもしれません。

少なくとも1時間程度滞在し、身体を慣れさせます。
御嶽神社に参拝し、無事を祈願。御朱印をいただきます。
売店で金剛杖や、不足している飲料水などを買います。
もうゴミは捨てられませんが、ペットボトルのように、買ったもの自体、または同じ種類であれば、引き取ってくれます。

レストランで昼食を取り、トイレに行きます。
(駐車場に無料のトイレがありますが、売店内のトイレ(有料が多いです)のほうが、空いていて、気持ちよく使えると思います)

準備運動をするなど、登山の準備をします。
広場では、他のツアー登山の人たちが集合していて、掛け声を上げています。
こみたけ売店の前で、ライブカメラに自分が映っていることを確かめます(笑)

13時前

登山道入口まで移動。
協力金1,000円を支払い、木札をもらいます。
登山道入口で記念写真を撮ります。

13時

いよいよ登山開始!
山小屋にもよりますが、コースタイム(登山経験者のタイム、休憩を含みません)で言うと、七合目の花小屋で2時間程度本八合目なら4時間半程度掛かります。

最初は緩やかな下りです。
最初はゆっくり歩きます。靴の長さ程度の歩幅なんて言われていますが、意識するのであって、実際にそこまでやらなくて大丈夫でしょう。でも、他の人を抜くような速さで歩かないこと。

馬の糞が落ちているので、踏まないように。
これから先、左側には山中湖、佐藤小屋に続く道(小御岳道)、赤い屋根の六角堂(八角形ですが…)が見えてきます。

富士山には鹿が多くいます。運がよければ右側の木立の中にいるかもしれません。

13時半

最初の分岐、泉ヶ滝に着きました。
ここからは登りです。
結構きついので、靴の長さ程度の歩幅になるでしょう。

(なお、下ると佐藤小屋、里見平★星観荘に行き、本来の吉田口登山道を登ることになります。焼印や日蓮聖人に興味がある方は、少し遠回りですが、こちらにどうぞ)

14時前 (標高2400m)

滑りやすい石畳の道、多国語のアナウンスが聞こえてきて、シェルターをくぐると、安全指導センターに到着します。
ここが六合目です。
少し先の広いところまで歩き、ちょっと休憩します。
見上げると、つづら折れの道の先に、七合目の山小屋が見えてきます。

安全指導センターではパンフを配っています。以下のリンクの「○○ルート案内チラシ」です。

www.fujisan-climb.jp

14時

七合目に向けて登り始めます。
すぐに下山道の分岐に差し掛かります。

ここからはつづら折れの階段状の道。多少歩数が増えても構わないので、段差の少ないところを通りましょう。

15時 (標高2700m)

七合目の最初の山小屋、花小屋に着きました。

ここからは岩場を登っていきます。手袋を用意し、ストックは仕舞った方がよいでしょう。
岩場では追い抜くのが難しいので、自然とペースが落ちます。
振り返ると、結構登ってきたことに気づくと思います。
すぐに次の山小屋が現れるので、モチベーションも保ちやすいです。

かと言って、あまり長く(5分以上)休憩しないようにしましょう。
そんな休憩が必要なのは、ペースが速すぎるのです。ゆっくり登りましょう。

15時半 (標高2800m)

七合目も後半、富士一館に着きました。
このあたりになると、晴れていれば、八合目、本八合目まで見えてきます。

この先、ペットボトルが400円から500円に上がります。
最後の東洋館で、標高3000m(一万尺)を超えます。

16時半 (標高3100m)

ようやく八合目太子舘に着きました。
この直下にライブカメラがあり、登っている自分が見られます(笑)

日本で2番目に高い山は北岳(きただけ)、標高3193mなので、この先から、日本で一番高い場所にいることになります。すごいですね!

天候次第ですが、この辺りで、雲の上に出てくると思います。この感覚がたまりません。今日は天気がよかったせいで、その感覚は明日にお預けです。

ここから先、山頂の国旗がはためくのが見えるかもしれません。(本八合目だと晴れていれば確実に見えます)

17時頃

本日泊まる山小屋に到着です。
明日を考えると、もう少し早く着きたかったなぁ。
(別に蓬莱館、白雲荘、元祖室、…ではなく、ある山小屋、ということで書きます)

山小屋に入る前に靴紐を緩め、すぐに脱げるようにしておきます。
山小屋に入ると、持ち物の中でも靴や金剛杖の取り扱い、夕食時間、トイレの協力金などについて、山小屋の人から指示されるでしょう。宿泊料金を支払います。

すぐに寝る場所に案内されます。
富士山の多くの山小屋がそうなのですが、一人半畳程度のスペースに雑魚寝です。1階は上下2層になっていることが多く、天井が低いので、頭を打ったり、はしごから転げ落ちないように。個室もありますが、カーテンで仕切られているだけです。照明もありません。ヘッドライトが必要ですが、既に寝ている人もいます。周りの迷惑にならないようにしましょう。

寝具は寝袋が多いですが、布団の場合もあります。天候が悪くて干せず、湿っている場合もあるので、開いておいて湿気を飛ばすとよいと思います。枕にはタオルを掛けるとよいと思います。

夕食まで、一服したり、着替えたり、明日の準備をする、などして過ごします。
外に出る場合、入口で靴紐を結ぶことはしないようにしましょう。入口が塞がり迷惑です。
なお、山小屋では煙草は売ってません。ガスライターは着きがよくありません。

18時頃

夕食は山小屋の定番、カレーです。沸点が低いので、ごはんは圧力釜で炊いています。

また、水が貴重なので、容器は使い捨てのトレー、スプーン、コップです。

夕食時に2食の場合、明日の朝食とお茶が渡されます。
(翌朝出発で、山小屋で食べる場合、朝食のゴミは引き取ってくれます。お茶だけ飲んでしまったり、詰め替えるのも一考です)

食事で隣り合った人と今日のことを話してはどうでしょう?

山頂で御来光を見る場合は出発時刻と、日の出の時刻を教えてくれます。(例: 0時と4時40分)

日没の影富士、富士吉田市の夜景など(運がよければ花火)を見て暇をつぶします。

19時頃

就寝(仮眠)します。

手洗いで歯は磨けません。かといって、トイレや外に吐き捨てないように!

まだまだ到着する人たちがいるし、外も多くの人が登っていて、落ち着いて寝られません。
アイマスクや耳栓があるといいですね。

 

これで1日目は終了です。

 

さて、クラブツーリズムは大手ですが、富士登山をテーマにした旅がいろいろあります。僕が馬返しから吉田ルートを登っていたときに遭遇し、ツアーでそこまでやるんだ!と驚いたものです。
練習で馬返しから五合目や、他の山登ったり、富士登山でも他の登山口に降りたり、はたまた御朱印集めがあったり。近日中に取り上げたいです。